FRP内面補強工法(本管)
FRP内面補強工法(光硬化)は、下水道管路に生じた段差、管すれ、ジョイントずれ、クラック等を部分補修する工法です。
この工法は、光硬化性樹脂を用いた補修材(ソフトスリーブ)を専用施工機に装着してからマンホールより補修箇所に移送し、管壁面に加圧密着させます。 そして、施工機に内蔵した紫外線ランプを照射すると、補修材が短時間で硬化するというものです。 補修材料は工場で均一に生産されており、現場での準備作業が簡便なため、極めて効率的、短時間で補修作業が行えます。
補修目的により、標準 I・II・III・更生管対応(一体型)4種類の材料があります。
施工上の特徴
1補修する目的により、補修材を選択することができる。
2ビニルエステル樹脂・耐酸性ガラス繊維の使用により優れた耐食性を有する。耐薬品性・耐ストレインコロージョン性を有する。
3外水圧、内水圧に耐える強度を有する。
4耐高圧洗浄性は15MPaで剥離・破損が見られない。
5耐摩耗性能はJIS A 1452に準拠し、JSWASK-1「下水道用硬質塩化ビニル管」と同等以上の耐摩耗性を有する。
6管きょの流下能力を損なわない。補修材の粗度係数は、下水道用塩ビ管と同等のため既設管流下能力を保持する。
7補修材料は、本管更生(50年仕様)と同等以上の高強度で耐久性に優れた材料が主です。
8施工装置はコンパクトで、1箇所あたりの施工時間が短く経済的です。