FRP内面補強工法(取付管)
本工法は、損傷した取付管を非開削により更生する工法です。
事前に円筒状の耐酸ガラス繊維織物に光(紫外線)硬化性樹脂(ビニルエステル)を工場含浸し、特殊空気脱泡後遮光フィルムで覆ったFRP取付管ライナー(BBG)が施工会社に届けられます。
施工者はFRP取付管ライナー(BBG)を専用施工機の収納ドラムに装着し、既設ますより取付管内に反転または押し込み挿入します。 ライナー内部に圧縮空気を送って拡径させた状態で、光照射装置(UV・UVLED トレイン)をライナー内部に挿入し、先端部に装着したTVカメラでライナー内部の異常有無を確認後、 UV・LEDランプを点灯させたトレインを本管部側よります側に所定速度でけん引し、ライナーを光硬化させ強固なFRP管を形成する工法です。
施工上の特徴
1FRP取付管ライナーは、光(紫外線)照射による硬化工法のため、硬化が早く経済的で既設管きょ内で確実に硬化する。
2ビニルエステル樹脂・耐酸性ガラス繊維の使用により優れた耐食性を有する。耐薬品性・耐ストレインコロージョン性を有する。
3補強繊維織物は、既設取付管の曲がり部等に追従性の高い編み方でシワ等の発生が極めて少ない更生材です。
4FRPライナーは、ISO認証取得している専用工場で厳格な品質管理の元製造され、品質が安定した更生材料です。
5FRPの取付更生管は、本管更生管(50年対応)と同等以上の耐久性に優れた材料です。
6光照射装置(UV・UVLED トレイン)にTVカメラを装備していて、硬化前のライナーの異常の有無を確認できる。
7UV・UVLED トレインに温度センサーが装備されていて、硬化時の温度を自動計測して安全管理をすると共に、記録計により施工硬化管理記録を自動プリントして硬化管理ができる。
8施工装置がコンパクトで作業帯が小さく施工できる。