下水道管きょカメラ調査
高圧洗浄車にて下水道管路内を洗浄し、そこに自走式のカメラ付き探査ロボットを挿入し地上部から操作を行い管内の異常(漏水やヒビや破損など)を調査し修繕・改築工事の基礎データを作成する仕事です。
人孔の場所や公共桝の位置等が図面等の情報と齟齬がないか確認を行うため、徒歩にて現地調査を行います。齟齬を発見した場合速やかに委託者側に報告し協議を行います。
施工上の特徴
1下水道行政に於いて現状の把握や今後の計画を立てる際に非常に有益。
2人が入れないサイズの管を非開削(地面を掘らずに)で管内の様子を調査することが可能。
施工の手順
01作業帯設置
道路使用許可の条件を遵守して予告看板及び保安施設、作業帯を囲み、交通誘導員による誘導で車両を配置します。
02管内洗浄工
① 作業スパンの上下流マンホールを開口し、送風機で管きょ内を換気する。
② 臭気に十分気を付けてガス検知器で有害ガス、大気濃度を測定する。
③ 下流側マンホールに高圧洗浄車を配置する。
④ 洗浄ホースを高圧水により下流から上流に向けて挿入し、管内に清掃をおこなう。
03管内調査工
① 作業スパンの上下流マンホールを開口し、送風機で管きょ内を換気する。
② 臭気に十分気を付けてガス検知器で有害ガス、大気濃度を測定する。
③ 下流側マンホールにTVカメラ車を配置し、既設管口径・人孔内形状等を調査する。
④ 一方のマンホールからそのスパンの他方に向けてTVカメラ挿入し、管内調査をおこなう。
04調査結果の提出
管内の調査データはDVDに記録し提出します。調査結果の内容で問題が生じた時は協議致します。
05除去工に及ぶ場合
カメラを用いて内部を確認しつつ、対抗人孔(反対側のマンホール)から別の作業用ロボットを挿入し、部分補修を行ったりモルタルや木根を除去するメンテナンスも行えます。