アイスピグ管内洗浄工法
アイスピグ管内洗浄工法とは、イギリスのブリストル大学で発明された圧力管路を洗浄する特許工法です。
特殊アイスシャーベットはSIS(特殊アイスシャーベット)製造機によってFPD(氷点降下剤)を添加した水から造られるアイススラリーです。特殊アイスシャーベットは氷(固形物)の割合が多いので、管内面の汚れを擦り取る能力に優れ、また管内に堆積する砂や石などの夾雑物をシャーベット内に包み込んで運び、管外に排出することができます。
施工上の特徴
1管内の赤錆や夾雑物をソフトに洗浄。
2断水時間が短い(2〜4時間/回)
3長距離(400m〜2km・管径による)を1回の施工で洗浄可能。
4水の消費が従来工法と比べ大幅に節約できる。
(洗浄時と洗浄後のフラッシング時のみ)
5固形ピグと異なり、管内でスタックするリスクがない。
6無害で環境にやさしい(使用するのは水と塩)
7管径の変化に追従してすみずみまで洗浄可能。
施工の手順
01製氷
特殊アイスシャーベット製造機にて製氷を行います。
02搬送
専用のデリバリーユニット車で現場まで特殊アイスシャーベットを搬送します。
03品質検査
含氷率のチェックをします。
04特殊アイスシャーベット注入
空気弁、消火栓からポンプで特殊アイスシャーベットを注入していきます。
05管内洗浄
水流と水圧で特殊アイスシャーベットを推し進めながら夾雑物を取り除きます。
06特殊アイスシャーベット回収
吐口で特殊アイスシャーベットを回収すると同時に水質監視装置で洗浄の状況や水質の改善度合いをモニタリングします。