本工法は、損傷した取付管を非開削により更生する工法です。
事前に円筒状の耐酸ガラス繊維織物に光(紫外線)硬化性樹脂(ビニルエステル)を工場含浸し、特殊空気脱泡後遮光フィルムで覆ったFRP取付管ライナー(BBG)が施工会社に届けられます。
施工者はFRP取付管ライナー(BBG)を専用施工機の収納ドラムに装着し、既設ますより取付管内に反転または押し込み挿入します。 ライナー内部に圧縮空気を送って拡径させた状態で、光照射装置(UV・UVLED トレイン)をライナー内部に挿入し、先端部に装着したTVカメラでライナー内部の異常有無を確認後、 UV・LEDランプを点灯させたトレインを本管部側よります側に所定速度でけん引し、ライナーを光硬化させ強固なFRP管を形成する工法です。
FRP内面補強工法(光硬化)は、下水道管路に生じた段差、管すれ、ジョイントずれ、クラック等を部分補修する工法です。
この工法は、光硬化性樹脂を用いた補修材(ソフトスリーブ)を専用施工機に装着してからマンホールより補修箇所に移送し、管壁面に加圧密着させます。 そして、施工機に内蔵した紫外線ランプを照射すると、補修材が短時間で硬化するというものです。 補修材料は工場で均一に生産されており、現場での準備作業が簡便なため、極めて効率的、短時間で補修作業が行えます。
補修目的により、標準 I・II・III・更生管対応(一体型)4種類の材料があります。
シームレスシステム工法は、既設管内にシームレスライナーを引き込み、空気圧によって拡径して既設管内面に密着させた状態で特定の波長の光を管口から直に照射して樹脂を硬化させる形成工法です。
アルファライナー工法は、光硬化の技術を応用した形成工法に分類される本管更生用の管更生工法で、強固な耐酸性ガラス繊維を採用することで、従来の光硬化工法より高強度で施工時間が短縮できるという特長を有します。
施工においては、人孔から既設管内に更生材を引き込み、専用治具を上下流端部に取り付けて空気圧によって拡径して既設管内面に密着させ、挿入した光硬化装置によって樹脂を硬化させて所定の強度と耐久性を確保した更生管を形成します。